「春咲小紅」歌ってたらなぜか途中から「渚のバルコニー」になるよね
いまじょ!
BSのテレビ番組「迷宮グルメ」が大好きで、野菜嫌いでチーズ好きなヒロシに親近感を覚える石川です。私の初恋の男の子もヒロシくんです。
今年は桜の開花宣言も早く、桜とほぼ同時に咲き始める桃も早い模様です。(なんなら今現在満開に向かってますね!)
桜は白とピンクのちょうどあいだっくらいの色ですが、桃はどピンクで、もりもりとしていてとても綺麗ですよね。実家の方では花見はいつも”桃見”で、桃畑にブルーシートとコンテナを設置してお弁当を食べます。そろそろその季節ですね~。
ということで今回のメインは
「桃の摘雷(てきらい)」
です。
実家にほぼ30年もいながら農業や野菜のことなんにも知らんのやな!とよく家族に笑われる私ですが、この桃の摘雷は石川家のメインイベントといっても過言ではないのでいちおうなんとなく知っています!よ!
毎年この時期は、おかんが肩が痛い肩が痛い&花粉症やのに外出なければならないーーの一番しんどそうな時期です。本当にお疲れさまです。
でも夏の桃の収穫のためにはとても重要な作業みたいなので、ご指導ご鞭撻お願いしたいと思います。
では、着替えますね!
(実家の庭は子どもたち&従姉妹たちの遊び場になっているのですが、片付けて写真撮るっていう意識がなくてごめんなさい)
(マスクするから化粧しなくていいかなっていう)
じゃん!
今回はですね、新商品の「畑のデニムサロペット」が着たくてですね!
もともとつなぎラヴなんです。いいですよね、なんかアクティブな気持ちになるっていうか、コーディネートあんまり考えなくていいっていうか!
しかもデニム生地だからこれ普段着でもいいじゃん!ってなります。
スマホ入れるのにぴったしな内ポケットはあるし、肩紐もゴム仕様なので伸び縮みして身体への負担が少なく楽々です。なんてったってかわいいしね!
まだ風が吹くと肌寒いので今日はフードなしのジャケットを上から羽織ります。
あとポイント的には、今回は桃の摘雷で指先が重要となってきますので、手の甲の日焼けをカバーしつつ指先がでている手袋をしています。
(結婚指輪を人差し指にしているのは産後激やせして薬指だと指輪がすぽすぽ抜けるからでございます)
いざ!
ホーホケキョケキョケキョ。。。
「ホトトギスの声やな~」と嬉しくなるオトナを横目に、子どもたちはまったく興味しめさず…。いつかこの風情をわかるときがくるさ。
桃ってこの蕾のひとつひとつがあの桃の果実になるんですよね。(あたりまえ~!)
なのでほぉっておくと全部実になっちゃって木の枝がみしみし重みに耐えきれなくなるし、木1本が持っている栄養分が全部の実に分散されて1つの桃に対する栄養が少なくなっておいしくなくなっちゃうので、1本の枝に対する蕾の数を減らして行きます。いわゆる間引きですね。(あたりまえ~!すぎてため息出ちゃう人は仙人がこわっぱを見る目で見て下さい)
1本の枝のひとかたまりの、この上っかわを部分の蕾を全部落として1つだけ残します。
え!?めっちゃ責任重大やんこの作業!
もし間違ってええ子(蕾)落としてしまったらもう今年はこの枝にはええ桃はならないってことでしょう!?
「ええからええから。ちゃっちゃとやろか」とおかんは言いますが、「これいっていい?」「これ残しの、これかな?」など逐一確認しないとできない新人バイトはめちゃくちゃめんどくさいやつ。すいません。
そんでこりゃ肩こる!絶妙な角度で腕あげやなあかんし、目も酷使するし、手間かかるわ桃。。なので夏に和歌山の桃を買う人は、多少高くても買って下さい。長い期間手間かけ愛情かけ育てられていますよ、高い桃は!!
おやつを食べるのを目的についてきてくれる子どもたち。
ほんで、桃の木の周りをぐるぐる回る。えんえんと回る。
桃の枝折りそうで、蕾に当たりそうで、オトナはひやひや。蕾1個落ちたらどんだけの損失があると思うねん!(いや元気に遊べよ子どもたち)
ここから桃様たちは蕾が花咲いてきたらまた間引かれ、実になっても間引かれようやく袋をかぶしてもらい、丁重に丁重に扱われて、初夏の台風の雨風に耐えられた子たちだけが出荷されていきます。
まぁ私は1個も食べないけどね!(傷がいった桃でおかんが作ってくれる桃ジャムは好きだよ)
(さてつくしはどこにいるでしょうか?)
○月×日
ふきのとう。ひょっこりはん。
(これはひなまつり頃の写真です。)
ふきのとうといえば、小学校の教科書に載っていた詩を暗唱したのを思い出します。(30代あるある?)
「おーい はるかぜおきなさい」
「もうすっかりはるです」
ではそろそろお時間ですね。
そういえば完全にのらスタイルポーズのお約束忘れていましたね。
そういう感じでゆるく、やっていきたい所存です。
桃の木がそろそろ満開で、おじいちゃんとまた一緒に見たかったなぁとふと思い出す命日の田舎より
主な登場人物紹介!
・私(石川)
4歳と1歳の娘ズの母。年女。さそり座。求められる限りは、なんでもやります派。モットーは、”無駄なことはやりすぎる方がいい”。野菜嫌い果物嫌い(少しは直そうと切磋琢磨中)。好きな食べ物は3位いくら、2位ハム、1位はまだ出会っていない。
・おばあちゃん
私の祖母。83歳。世間のおばあちゃん像をあつめてビジュアル化したようなぽたぽた焼きおばあちゃん。実家の野菜の種植え、苗植え、世話担当。ひ孫たちにかこまれ、マッチ売りの少女を読み聞かせしては涙ぐみ、アンパンマンにもさん付けする(もちろんバイキンマンさん)やさしいおばあちゃん。でも身だしなみには厳しい。孫(私)の旦那の店のためにイタリアの野菜を積極的に調べて育ててくれ、それがおばあちゃんの生きがいになっているようで私も嬉しいWINーWINの関係(ありがたい)。
このおばあちゃんが私のデルモ生活、そしてこのブログの大きな動機のひとつ。私が農業に、ひいては野菜に興味をもつことで、おばあちゃんともっと関わっていければなと思います。おばあちゃんは親戚一同に宣伝してくれるほどのらスタイルファンで、私がモデルをした店頭パネルを寝室にでかでかと飾ってくれています。
2年前に亡くなったおじいちゃんといまだにめちゃくちゃ仲が良く、ガラケーで撮ったひ孫たちの写真を毎晩おじいちゃんの遺影に見せておしゃべりしている。
・おかん
私の母。実家の野菜の世話、収穫担当。メインとなる桃や柿などの果物の毎日の世話をおとんと共に担当。毎日採れる旬の野菜をいかにバリエーション豊富に消費すべきか、試行錯誤し時にミーハー心溢れる手法でアレンジ料理してくれるマジ感謝シェフ。