農家さんの想いをカタチにする。オンラインショップ「畑乃家」

農業ほどクリエイティブなものはない。

いまじょ!
(今思えばおじいちゃんは「ただいま!」と言うのが恥ずかしかったのかもしれません)

 

1歳の娘が昼寝中に、カルボナーラをレンチンしている間にキッチンで立って書いているブログを楽しみにしてくれているあなた!大好き!
ドリカムの「あなたにサラダ」を聴いて野菜を摂取したつもりになっている石川です。

 

 

(たまたま撮影してたらドクターWEST(ウェスト)通ったラッキー!年に数回なので本家ドクターイエローよりレアらしい!@和歌山線)
(線路と畑が近すぎて近所では電車の警笛が鳴り止まないっ)

 

景気付けにもういっちょ!

毎月テーマを決めて書いていこうかなと思いましたが、それだと早々とネタにつまってしまいそうなので、あくまで息を長く続けていきたく、本当に日記のようにつれづれと記していきたいと思います。

 

さて、タイトルの言葉です。ふとこの間思い出したこと。
それは私が大学生時代。やたらと広告批評などを買いあさり、やれ地下の映画館だ、やれ都会の美術館だと、クリエイティブにかぶれようとしていました。
でも、たま~に人手不足で駆り出される稲刈りなどでおじいちゃんやおばあちゃんの農作業をしている様を見ていると、

あれ?農業ってすごいクリエイティブじゃない?って。

それこそ今年の流行もあり、毎年違う気候、気温とにらめっこして、毎日流れを読んで、めちゃくちゃ試行錯誤してつくり出す。
クリエイティブっておしゃれな若者のものじゃなくて、地に足の付いたこんなところから生まれてるんじゃないかと、稲刈りのあの匂いのなか、遠くを見つめながら考えたことを思い出しました。

 

そんな(どんな?)おばあちゃんのくりえいてぃぶな趣味の塗り絵。

(左が見本です)
色鉛筆の混色のレヴェルよ!筆まめなおばあちゃんは旅行で行った旅館の食事で出た箸袋も、写真アルバムにはさむために持ち帰ります。
五年日記をずっとつけているのは農家あるあるかもしれません。(毎年この日になにをしたかわかるしね)

 

○月×日
黒豆。黒大豆。

(撮影おかん)
枝豆じゃなくて?あのおせちに入ってる甘いやつ?くらいの知識しかなくてごめんなさい。
おかんに聞くと枝豆っていうのは大豆の若いやつ全般を指して言うんですね。(これって知ってて当たり前体操?)そしてふつうの大豆よりも黒豆の方がコクがあっておいしいらしい。
豆って足が早いんですね。
収穫してすぐに茹でると美味しい。
そしてその茹でたのも早く食べないと美味しくない。
ということでうちのトップシェフ!おかんが毎年作ってくれるのは「ずんだ餡」です。別名くるみ餡?(諸説あり諸説あり)

 

これ皮むいて、薄皮もぜーんぶむいての手の込みよう。(できないよ私には時給が発生しないと)
これが大豆だとベージュ色になるらしい。緑色になるのは未熟な枝豆だから。これテストに出ますよ!(すでに頭がこんがらがってる)
基本マリアージュはおもちですが、今回はホットケーキを焼いてどら焼きにしてくれました。

 

うん。スイーツじゃないね野菜だね。見た目に騙されて(ごめんおかん)半分くらいテンション高く食べたけど途中で気付いてしまった。
豆やん。めっちゃ豆やん。
そして「それかぁかぁたべへんのやったらたべてもいい?」と言った4歳の娘にあげました。
おいしかったね!

 

 

○月×日
さつまいも。(ちなみに実家は安納芋です)

4歳の娘が保育所の畑で掘ってきたさつまいも。


大きさ大小あるさつまいもどれでも1個持って帰っていいよと先生に言われて持って帰ってきたのがこれ。
ねっこかな?いいよいいよ!ちいさいは正義だよ!とりあえず熟成中。

そして寝る前の絵本『いもほりほり』(著者:西村繁男)。

図書館で借りる絵本はできるだけ今の季節のものや、子どもらが興味ありそうなものをチョイス。
さつまいもとおならの公式は子どもには鉄板ですね。

 

○月×日
柿。(刀根早生柿)

グワキ!!(※これは去年のシールです。楳図かずお先生は和歌山県の高野町生まれ)

実家では稲刈りと並ぶ秋のメインイベントである柿採り。で、あるはずなのに柿の扱いが小さすぎやしないかい。。
柿ほど栄養価のある果物はないと和歌山県もあれほど口を酸っぱくしてアピールしているのに、さるかに合戦のイメージから逃れられないのかおしゃれなフルーツの仲間入りできていないような。。(あっでも生ハムと柿の前菜とかあるか)(紀の川市のぷるぷる娘のメンバー選抜には入ってるけどね)
私のイメージは、道に落ちてるほったほたの柿。
そして小学校下校中に友達の背中に乗ってもぎ取ろうとした近所の誰かの畑の柿。家に帰ればあほほどあるのに。
柿の木は全部採らずに、最後のてっぺんの1個はカラスにおいておいてあげるのがうちのおじいちゃんの習わし。

 

また今年も1個も食べずに過ぎていくのか柿の旬。(字たくさん余り)

 

ではそろそろお時間ですね!

実際書いてて、ほんまにまず私が農業に興味をもたなくては書けないわこれ!と野菜が1ミリも入っていないカルボナーラを食べつつ痛感しました。

次はもうちょっと畑に踏み入ります。

 

12月のはっさく採りまでしばし小休止しつつでも春野菜植えるで!な田舎より

 


主な登場人物紹介!

 

・私(石川)

野菜ぎらいの農家娘の弟子入り農業日記

4歳と1歳の娘ズの母。年女。さそり座。求められる限りは、なんでもやります派。モットーは、”無駄なことはやりすぎる方がいい”。野菜嫌い果物嫌い(少しは直そうと切磋琢磨中)。好きな食べ物は3位いくら、2位ハム、1位はまだ出会っていない。

 

・おばあちゃん

野菜ぎらいの農家娘の弟子入り農業日記

私の祖母。83歳。世間のおばあちゃん像をあつめてビジュアル化したようなぽたぽた焼きおばあちゃん。実家の野菜の種植え、苗植え、世話担当。ひ孫たちにかこまれ、マッチ売りの少女を読み聞かせしては涙ぐみ、アンパンマンにもさん付けする(もちろんバイキンマンさん)やさしいおばあちゃん。でも身だしなみには厳しい。孫(私)の旦那の店のためにイタリアの野菜を積極的に調べて育ててくれ、それがおばあちゃんの生きがいになっているようで私も嬉しいWINーWINの関係(ありがたい)。

このおばあちゃんが私のデルモ生活、そしてこのブログの大きな動機のひとつ。私が農業に、ひいては野菜に興味をもつことで、おばあちゃんともっと関わっていければなと思います。おばあちゃんは親戚一同に宣伝してくれるほどのらスタイルファンで、私がモデルをした店頭パネルを寝室にでかでかと飾ってくれています。

2年前に亡くなったおじいちゃんといまだにめちゃくちゃ仲が良く、ガラケーで撮ったひ孫たちの写真を毎晩おじいちゃんの遺影に見せておしゃべりしている。

 

・おかん

野菜ぎらいの農家娘の弟子入り農業日記

私の母。実家の野菜の世話、収穫担当。メインとなる桃や柿などの果物の毎日の世話をおとんと共に担当。毎日採れる旬の野菜をいかにバリエーション豊富に消費すべきか、試行錯誤し時にミーハー心溢れる手法でアレンジ料理してくれるマジ感謝シェフ。

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