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ブドウの摘粒作業のお手伝いをして分かった!ブドウ栽培の問題点と就農のこれから

こんにちは!アグリトラベラーの長根です。
6月に山梨県韮崎市にあるクピドファームさんの畑で、ブドウの摘粒のお手伝いをしてきました!フルーツ王国、山梨県。特に「ブドウ」「モモ」「スモモ」は、栽培面積・生産量ともに日本一を誇っています。今回お手伝いに伺った韮崎市は、山梨県北部に位置する地域。日照時間が長く、降水量が少ない気候のため「ブドウ」の生産が盛んで、農家さんの中には、ひと房数千円というブランド品を生産する方もいるそうです!

「畑乃家」アグリトラベラーブログ画像
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スーパーや青果店で並んでいるブドウって、一粒一粒がすごくキレイですよね。発色の良い色、ツヤッとした見た目、一個一個が大きく形の良い粒。宝石のような外見は、見てるだけで贅沢な気分になります。また一粒食べると、口の中いっぱいに甘くみずみずしい果汁が広がって・・・想像しただけで、食べたくなっちゃいますね(笑)

さて、美味しく美しいブドウは、どのように作られているのでしょう?今回は、そのヒミツを探りに「摘粒」作業のお手伝いをしてきました!

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摘粒作業とは、簡単に言うとブドウの実の剪定作業のこと。実は、ブドウは成長すると、一房に実がぎゅっと詰まった状態になるんです。私も初めて摘粒前のブドウを見た時は、普段知ってるブドウとのギャップにとても驚きました!

この状態からだいたい30〜35粒になるように実を減らしていくのですが、この作業が本当に難しい!ブドウの実が大きくなった時、一粒一粒が同じサイズになるように、実の位置や空間のバランスを考えながら摘み取っていきます。
また、ブドウが美しく見える逆三角の形を作るために、実の残し方も考えなければいけません。一つの枝につき、上からだいたい4粒、3粒、2粒、1粒となるように実を残していきます。

人の顔がそれぞれ違うように、当然、実のつき方も一つ一つ全く異なります。ぎゅっと詰まってたり、一つ一つの粒が小さかったり、カーブを描いていたり。各ブドウの形を見極めながら、キレイになるように整えていきます。

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正直、お手伝いをしていた半日の間にそれなりの数の摘粒をしましたが、「これはいいだろう!」と自分で納得できたものは一つもありません。(クピドファームさん、ごめんなさい。。。)いつも、「これでいいのか?」「あっ!切りすぎちゃったかも・・・」というように、葛藤の連続です。

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こういった作業は機械化できれば楽なのかもしれませんが、ブドウによって実のつき方が全く違うので、人の手でやるのが今のところ一番効率的で早いようです。この時期広い畑になるブドウを一つ一つ手作業で摘粒していく農家さんは、本当に大変だと思います。美味しいモノや美しいモノには、それなりの理由があることを改めて感じた体験でした。

摘粒のお手伝いは昨年に引き続き2回目ですが、ありがたいことに今年も「MYブドウ」をキープさせていただいたんです!昨年は4つキープさせていただいたうち、3つは実らず1つは行方不明と言う散々な結果でした(笑)。恐らく原因は、袋がけの時の口の閉じ方が緩かったこと。昨年の反省点を活かして袋がけをしてきたので、今年こそは!と密かに期待しています。

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さて、今回お世話になったクピドファームさんは、韮崎市のブドウ産業を守るために2017年に設立された株式会社です。現在、農家さんの高齢化や後継者不足により、各地方で耕作放棄地が問題となっています。韮崎も同じように農業を続けることが難しくなってしまい、廃業してしまう農家さんも少なくありません。

ブドウ畑は一度生産をやめて土地を荒らしてしまうと、完全に回復するまでに数年かかるそうで、その間も土を耕したり肥料を入れたりと相当な手間が必要です。今回、伺った畑も元々は耕作放棄地。それをクピドファームが手入れをして、今の状態まで回復させたのだそうです。そして農地の一部は、これから就農を目指している人に管理してもらっています。

このようにクピドファームでは、廃業を予定している農家さんから農地を引き継ぎ、さらにその農地を就農希望者に研修を兼ねて管理してもらうことで、地域の産業を守る仕組みを実現しています。

就農が実現しにくい原因はいくつかありますが、「技術」もそのうちの一つ。特にブドウは付加価値が高い果物のため、生産技術を外部に共有したがらないところも多いのだそうです。そのため、せっかく就農が実現しても、技術面で生産に苦労して諦めてしまう人も少なくないのだとか。

クピドファームではそんな課題を解決するために、ドローンやアプリを駆使してブドウ栽培を「見える化」し、経験がなくても高品質なブドウが生産できる方法を展開しています。このように、テクノロジーを駆使しながら生産に関する手厚いサポートを実現することで、就農のハードルを下げて後継者を増やそうとしているのです。クピドファームは、まさに地域産業の未来を支える存在なのだと思います。

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また、就農希望者だけではなく、一般の人向けの体験イベントも定期的に行なっています。こちらの体験イベントは、今回のような摘粒作業やブドウの袋がけ、枝剪定など本格的なものが多く、農業のリアルな現場を垣間見ることができます。本格的な体験をしてみたい人にはとてもオススメですよ!普段私たちが当たり前に食べている、安全・安心・美味しい食材の上辺ではなく「リアル」な裏側を知ることができる、貴重な体験です。

定期的にSNSでイベント情報のお知らせをしているので、ぜひ見てみてくださいね!

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