八朔の朔ってついたちって意味があってだな
いまじょ!
野菜の好き嫌いをなくしたいけどそんな好き嫌いもないような人間は果たしておもしろいんかって立ち止まって考えてしまうめんどくさい人間の石川です。
今回はしょっぱなから着替えタイム!
おなじみの私の#ootdですが、上の黄色いセーターは私のおばあちゃんのおさがり(30年前に着ていたもの)です。
私、年末に形成外科に行ったんですが、お医者さんに「30代でこの猫背はヤヴァい!」とディスられ、猫背がチャームポイントだと思って生きてきた人生をちょっと考え直さないといけないなと思う今日このごろです。
いざ!
はい!のらスタイラー!!
(撮影おとん。柳葉敏郎に似ているおとんありがとう。)
今回はね、とにかく寒いわ!ということで真冬仕様です。ぬっくぬくです。
まずどのパーツを選べばいいか全くわからない私に、おかんが毎度のことコーディネートしてくれました。
この首もとのやつ最高。ぬくいしかわいいしずれてこないしかわいいし!
あと、足下ウォームするだけですごく全身ウォームされます。
こののらスタイルで、前回の予告通りはっさく採りに行きたいと思います。
どーーーーん。
はっさくを食べない私でも、さすがに35年農家育ちなので、はっさくは採ってすぐに食べないって知ってます(どや)。
小さい頃はこのなかに入って弟とはっさく投げまくってたなぁ。
そういえばほんとに数えるほどですが、はっさく採りを手伝ったことがあって、はっさく採りは木に登れるから好きでした。
あと桃と違ってちょっと投げたりしても大丈夫やしね(大丈夫やんね!?)
ただ、かごに採って(肩にずしっ)、コンテナに入れて、運ぶのは重労働です。あとかごやらコンテナから中身のはっさくをうつすのが意外と力要るね。
(もともと自撮り文化ないのにこの年になって自撮りするとは)
はっさくって重い。
はさみはちゃんと皮を傷付けないようによくみると少し天に反ってる!
そしてね、おかん曰くいざ畑に行くときはめっちゃ寒いから厚着していくけど、はっさく採りはよく動くのですぐ暑くなってくるので脱いじゃうらしい。
後から気づいたんですがこの私が着ているヤッケの脇の部分がメッシュになっていてね、抜けるんですよ蒸気が。蒸れないんですよ。さすが!(なぜ写真がない)
このかごは肩のシートベルト部分だけ付け替えてるらしい。編んでるやつの方が肩にくいこまなくて優しいんだって。かくも農業とは身体との真剣勝負ですな。
おいしくなぁれ!熟熟。
と言いながら今年も食べないと思うはっさく。目の前に中の皮まで剥いて出してもらっても食べないんだからね!
○月×日
先月に引き続きリュウノヒゲの実の続報。(おかんらは”ふきだま”というらしい)
はっさく畑にて大量に発見!なんていうか地球色?みたい。
娘の屋外おままごと用に実家から持って帰ったら、何も知らない旦那が冷蔵庫に入れておいてくれてました。食べれないよ!(たぶん)
○月×日
今月のおばあちゃん。
なかなか真正面から写真を撮らせてくれないおばあちゃん。(私がちょっとカメラ構えるの気恥ずかしいのもあるけど)
旦那のイタリアンのお店用にイタリアンパセリとチャービルのお世話をしてくれてます。寒いから霜おりるし枯れちゃうから、優しくなにかで覆ってくれています。いつもありがとう!
○月×日
この時期になるとちまたにあふれる人体大根。
今年は漫画『ダンジョン飯』を読んでいたせいか、よりいっそうのマンドレイク感。叫ばせる方がアクが抜けておいしいんかな。
○月×日(というか一月七日)
七草の日です。
毎年おかんが作ってくれていたのは、二草粥。
なぜかうちで作っている白菜と近所に生えてるなずな(ペンペン草)の二草粥が石川家の伝統で、米プラス餅も入っているという。。(もちろん年末に家でついた餅)
今年はこのブログのネタにもなるであろうとおかんが、一人で七草制覇の旅に出てくれました!
・せり
・なずな(ペンペン草)
・ごぎょう(ははこぐさ)
・はこべら(はこべ)
・ほとけのざ(たびらこ)
・すずな(かぶ)
・すずしろ(大根)
ケータイ片手に調べて近所の野原や畑を探しまくったらしい。
スーパーに七草セットが売っている時代にありがとうやで!
かぶと大根は実も葉っぱも入れて、そして「なんかさびしいから」という理由で白菜も仲間にはいりーので結局、八草粥プラス餅に。(効果あるんかな?)
ありがたくひとくちいただきました!めっちゃ草!
○月×日
きょうは田んぼで凧あげ!びゅんびゅんあがるね。
ただ地面がに稲の刈ったやつが等間隔に並んでて走りにくいよ。足首げくっとなるよ。スニーカー泥まみれやしね。
(さあ凧はどこでしょうか?)
ではそろそろお時間ですね。
来月は、うーんどうでしょう。。なにかの剪定の模様かと思います!たぶん!
めずらしく雪化粧な日が続いてしんしんという言葉がぴったりな田舎より
主な登場人物紹介!
・私(石川)
4歳と1歳の娘ズの母。年女。さそり座。求められる限りは、なんでもやります派。モットーは、”無駄なことはやりすぎる方がいい”。野菜嫌い果物嫌い(少しは直そうと切磋琢磨中)。好きな食べ物は3位いくら、2位ハム、1位はまだ出会っていない。
・おばあちゃん
私の祖母。83歳。世間のおばあちゃん像をあつめてビジュアル化したようなぽたぽた焼きおばあちゃん。実家の野菜の種植え、苗植え、世話担当。ひ孫たちにかこまれ、マッチ売りの少女を読み聞かせしては涙ぐみ、アンパンマンにもさん付けする(もちろんバイキンマンさん)やさしいおばあちゃん。でも身だしなみには厳しい。孫(私)の旦那の店のためにイタリアの野菜を積極的に調べて育ててくれ、それがおばあちゃんの生きがいになっているようで私も嬉しいWINーWINの関係(ありがたい)。
このおばあちゃんが私のデルモ生活、そしてこのブログの大きな動機のひとつ。私が農業に、ひいては野菜に興味をもつことで、おばあちゃんともっと関わっていければなと思います。おばあちゃんは親戚一同に宣伝してくれるほどのらスタイルファンで、私がモデルをした店頭パネルを寝室にでかでかと飾ってくれています。
2年前に亡くなったおじいちゃんといまだにめちゃくちゃ仲が良く、ガラケーで撮ったひ孫たちの写真を毎晩おじいちゃんの遺影に見せておしゃべりしている。
・おかん
私の母。実家の野菜の世話、収穫担当。メインとなる桃や柿などの果物の毎日の世話をおとんと共に担当。毎日採れる旬の野菜をいかにバリエーション豊富に消費すべきか、試行錯誤し時にミーハー心溢れる手法でアレンジ料理してくれるマジ感謝シェフ。